GensparkのAIスライド機能を試してみた【実録レビュー】

「Gensparkって最近よく聞くけど、本当に使えるの？」
「AIでスライドが自動生成できるって、どんな感じ？」

そんな疑問をお持ちの方へ。
本記事では、今話題のAIツール「Genspark」のスライド自動生成機能を実際に使ってみた体験をベースに、
操作方法から完成までの流れ、できあがったスライドの中身、所要時間、メリット・デメリットまで余すことなくご紹介します。

実際に使ってみた感想は──

「これ、プレゼン作成の概念が変わるかも」

文章を数行入力するだけで、AIが構成を考え、見やすいスライドを瞬時に生成。
しかもたったの3分30秒で3ページ完成という驚きのスピード！

「資料作成に時間をかけたくない」「AIツールを活用して仕事を効率化したい」
そんな方には特におすすめです。

この記事では、Gensparkをまったく初めて触る人でも安心して使えるよう、実際の画面キャプチャ付きで操作手順も丁寧に解説します。

第1章｜Gensparkとは？どんなツール？

Genspark（ジェンスパーク）は、文章を入力するだけでAIがスライドや要約、マインドマップなどを自動生成してくれる生成AIツールです。とくにプレゼン資料の自動作成機能「AIスライド」が注目されており、個人ユーザーからビジネス用途まで幅広く利用されています。

操作はすべてWebブラウザ上で完結。Googleアカウントなどで無料登録すれば、すぐにスライド生成を試すことができます。

🎯 主な機能一覧

機能名	説明
AIスライド	テキストをもとにAIが構成・デザイン・文章・装飾まで自動生成
AIシート	要点抽出、箇条書き、構造整理を自動で行うアウトライン作成機能
マインドマップ	入力テーマからAIがキーワードを抽出して関係図を作成
要約・タスク抽出	長文から要点・ToDo・キーワードをリストアップ

中でも「AIスライド」は、数行の文章を入力するだけで数枚のスライドを一瞬で自動作成してくれる革新的な機能です。ブログ・セミナー・Zoom資料・営業提案書など、あらゆるシーンで使えます。

💰 Gensparkの料金プラン（2025年6月時点）

Gensparkには無料プランと、有料のPlus／Proプランが用意されています。
有料プランは月額払い・年額払いの両方に対応しており、年額払いを選ぶと実質約20%割引になります。

プラン名	月額払い	年額払い（割引）	主な内容
Free	$0／月	–	1日200クレジット／1GBストレージ／AI機能制限あり
Plus	$24.99／月	$19.99／月（年額$239.99）	月10,000クレジット／AIチャット無制限（2025年12月末まで）／画像・動画生成／50GBストレージ
Pro	$249.99／月	$199.99／月（年額$2,399.99）	月125,000クレジット／1TBストレージ／AIエージェントや全モデルへの優先アクセス付き

📌 補足ポイント

• 年額払いは1年分を一括で支払う形式ですが、月額換算で割安（Plusで約$5安い）
• Proプランは高度なAIモデルや生成能力が必要な方向け（法人・上級者想定）
• Freeプランでもスライド生成などの主要機能は体験可能（クレジット制限あり）

📝 実際に使って感じた印象

私自身、無料プランで3ページ分のスライドを生成してみましたが、ちょっとしたプレゼン資料を作るには充分なクオリティと速度でした。初回登録だけで一通り試せるので、ノーリスクで体験できるのは嬉しいポイントです。
ただし、画像や動画など他のAI機能も使いたい場合にはPlusプランの方がストレスなく利用できそうです。

👉 詳しくはGenspark公式料金ページをご覧ください。

第2章｜Gensparkでスライドを実際に作ってみた

ここからは、実際に私がGensparkを使って「AIスライド」を作成した体験を、リアルな画面付きでご紹介していきます。

今回の検証テーマは、「生成AIの仕事活用メリット」。ビジネスパーソンやフリーランスが実際にプレゼンで使いそうな題材です。

📝 入力した文章はこちら

Gensparkは、構成やスライド数などを細かく設定しなくてもOK。
私は以下のような「ふつうの説明文」をそのまま入力してみました。

生成AIは仕事を効率化する手段として注目されています。具体的には、文章作成や要約、画像生成、資料作成などで活用され、特に個人事業主や中小企業にとっては、人的コストを削減しつつクオリティを保つ武器となります。

入力後は、右下の「生成」ボタンをクリックするだけ。
わずか3分30秒でAIがタイトル・構成・スライド文章・デザインまでセットで作ってくれました。

🖼 実際に生成されたスライド

📌 スライド1枚目：表紙

表紙にはタイトルとサブタイトル、イメージアイコンが自動で配置されました。
文字の配置や余白バランスもよく、そのままプレゼンに使える完成度です。

📌 スライド2枚目：生成AIの活用範囲

2ページ目では、具体的な用途を簡潔に解説。
文章の長さも読みやすく、「聞きながら理解できる」レベルに仕上がっています。

📌 スライド3枚目：活用メリット

このスライドは、私が一番驚いたページです。
「人件費削減」「品質確保」「競争力強化」など、ビジネス視点での利点を的確に整理してくれました。まるで経験者が作ったような内容。

⏱ かかった時間：わずか3分30秒！

• 1枚目生成：1分
• 2枚目生成：1分
• 3枚目生成：1分30秒
• 合計：約3分30秒で資料完成！

これまでなら30〜40分かかっていた作業が、わずか数分で終わったことに衝撃を受けました。

👀 操作画面はこんな感じ

操作に迷うことはほぼなく、直感的に使えました。

左側にスライド構成や要点が表示され、右側に実際のスライドプレビューが表示されます。この画面上で、文字の変更も可能です。プレビュー画面の右上の「編集を選択」をクリックし（下図の①）、修正したい文字ボックスを選択すると（下図の②）、左側にその文字が表示されるのでここで操作して変更します（下図の③）。

ダウンロードも簡単です。プレビュー画面右上の「表示とエクスポート」をクリックし、開いた画面の右上「Export」を選択します。PDFかPPTXかファイル形式を選ぶことができます。

残りクレジット数は、画面左下の設定アイコンから確認できます。こちらの設定では、学習データ利用を認めるか否か選択できます。初期設定は学習利用することになっていますので、データを利用されたくない場合はオフにしてから利用してください。

過去のチャット履歴を確認するには、左サイドバーの「私」をクリックします。

第3章｜Gensparkスライド機能のメリット・デメリットを正直レビュー

実際にGensparkを使ってスライドを作成してみて、率直に「これは使える！」と感じました。
ですが、もちろん完璧というわけではありません。ここでは実際に触って感じた良かった点・惜しかった点を整理してお伝えします。

使ってみて感じたメリット

① とにかく爆速。3分でスライド完成

構成を考えたり、資料の骨組みを作るのに普段なら30分〜1時間はかかるところ、Gensparkでは文章を入れてから数分で資料が完成しました。
「とにかく早くたたき台を作りたい」場面にはぴったりです。

② 構成力が優秀。自然に読める順序で展開される

入力した文章をただスライド化するだけでなく、起承転結のあるストーリー性ある構成に自動整理してくれたのが驚きでした。
「AIっぽい文章」ではなく、ちゃんと人に説明できる資料になります。

③ デザインがプロっぽい。フォントと余白が絶妙

自動で作られるとは思えないほど、フォントの見やすさや色使いが洗練されています。特に日本語フォントの選定が良く、目が疲れない印象。資料としてそのまま社内・外部で使えるクオリティです。

④ ダウンロードが簡単。画像やPDFとしてすぐ共有可

スライドはPDF/PPTXで即出力可能。GoogleスライドやPowerPointにこだわらず、SNSやZoomでの画面共有用としてもすぐ使えます。

⑤ 編集がしやすい。生成後の手直しが楽

「一部の言い回しを変えたい」「ページを削除したい」といった編集も直感的。
AIの提案をベースに、人が最後に仕上げをする感覚で使えるのが嬉しい点です。

使ってみて気づいたデメリット

① スライド枚数が固定されやすい（増減は手動）

現時点では、「何枚構成にするか」をユーザーが事前に決めることはできません。
AIの判断で7〜10枚ほどに決められるため、プレゼン尺が決まっている場面では調整が必要です。

② 表・グラフは非対応（今のところ）

ビジネス資料でよく使う棒グラフ・円グラフ・表形式のスライドは自動生成されません。図解が必要な場面では、手動で足すか、他のツールと併用が必要です。

③ アニメーションやトランジションがない

Gensparkで生成されるのは静的スライドです。
PowerPointのように「登場順アニメーション」や「フェード」などは使えないため、動きで魅せるプレゼンには向きません。

④ クレジット制なので無制限には使えない（無料プランの場合）

無料プランでは1日200クレジットという上限があります。1回のスライド生成で数十クレジット消費するため、1日数回の利用にとどまる印象です。

総評：資料の“たたき台”としては極めて優秀

本格的なプレゼン資料としてそのまま提出するには、若干の調整が必要ですが、0から構成を考える負担が減るのは間違いありません。

たとえば、

• 資料作成のスタート地点として
• 会議前の思考整理として
• 副業・セミナー・YouTube資料の草案として

このような用途にはGensparkのAIスライドは非常に頼れる相棒になります。

第4章｜他ツールとの違いは？Gensparkと類似サービスを比較してみた

AIが自動でスライドを生成してくれるサービスは、ここ1〜2年で急速に増えています。
Gensparkもその一つですが、他にもさまざまな特徴を持つツールが存在します。

この章では、代表的な3つのスライド生成／作成ツールと比較しながら、Gensparkの立ち位置や向いている用途を整理してみましょう。

比較対象とするツール

ツール名	特徴	主な用途
Genspark	日本語自然処理に強い、構成力も高い	思考のたたき台、資料の草案作成に
SlidesGPT	ChatGPTベース、英語に強く瞬時に出力	英語圏向けの簡易プレゼン資料
Canva	デザインテンプレート豊富、カスタマイズ性◎	自由度の高いビジュアル資料
イルシル	日本語対応でPowerPoint形式、ビジネス実用向け	提案書・研修資料など正式用途に

比較表：4ツールの特徴と違い

項目	Genspark	SlidesGPT	Canva	IRUSIRU
日本語対応	◎	△（英語中心）	◎	◎
自動スライド構成	◎	◎	△（テンプレ手動）	◎
デザイン性	○（シンプル）	△（ミニマル）	◎（自由度高）	◎（実務的）
出力形式	PNG／PDF	PDF	PPT／PDF／PNG	PDF/PPTX
編集のしやすさ	◎	△（要再構成）	◎	◎（PPTで自由に）
無料での使用	可能（制限あり）	可能	可能	可能（有料版あり）

🔍 中立レビュー：それぞれに強みと向き不向きがある

Gensparkの強み

• テキストから自動で構成を考え、読みやすいスライドをすぐ作成
• 編集画面が直感的で初心者にも扱いやすい
• 無料でもある程度の利用が可能（1日200クレジット）

他ツールと比較して

• SlidesGPTは英語圏向け。内容は速いが日本語ではやや不自然。
• Canvaは自由度が高い反面、スライド構成は自力で考える必要がある。
• イルシルの有料プランは、PowerPoint形式出力が可能で正式な社内資料や提案書などに向いている印象。

✍️ まとめ：用途に応じた使い分けが鍵

使用目的	向いているツール
思考整理・アイデア出し	Genspark
英語での即席資料	SlidesGPT
デザインを重視した自由制作	Canva
ビジネス資料をしっかり作りたい時	イルシル　※有料版

それぞれに強みがあるため、「どのツールが正解か」というよりは、目的に応じて使い分けるのが賢いやり方です。
中でも、Gensparkは「資料づくりの最初の一歩をサポートしてくれる」頼れる存在。私自身、ゼロから構成を考える負担が減り、大幅に時短できたと感じました。

第5章｜Gensparkはどんな人におすすめ？活用シーンと導入のヒント

Gensparkのスライド自動生成機能を使ってみて感じたのは、「これは“全員におすすめ”ではないけれど、ハマる人にはとことん便利」ということでした。

この章では、Gensparkが特に役立つ人・場面を具体的にご紹介します。

🎯 こんな人におすすめ！

① 資料作成に時間がかかって困っている人

• 会議前のスライド作成がいつもギリギリ
• 自分で構成を考えるのが苦手
• とにかく「早く終わらせたい」

Gensparkは、入力文さえあれば数分で“たたき台”を作ってくれるので、考える負担を大幅に減らせます。

② ブログ・セミナー・副業で資料が必要な人

• セミナー講師、個人コンサル、情報発信者
• 動画コンテンツ・オンライン講座を作成中
• 営業資料や自己紹介スライドが必要

こういった場面では、自分の考えを視覚化する必要がありますよね。
Gensparkなら、長文の説明を入力するだけで構造化されたスライドに変換してくれます。

③ ChatGPTなどAIに慣れてきた人

• ChatGPTを日常的に使っている
• でも「資料作成に活かす方法」はまだわからない
• ChatGPTで作った文章を活用したい

Gensparkは「テキストから構成を作る」部分に強いので、ChatGPTの出力文をGensparkに流すという使い方もおすすめです。
複数の生成AIを組み合わせることで、より効率的なワークフローが実現します。

💡 こんな場面で役立つ

シーン	Gensparkの使い道
社内会議	プレゼンの下書きを爆速で用意
自己紹介	プロフィール文を元にスライド自動生成
クライアント説明	概要文をスライドにして視覚化
オンライン講座	講義内容を構造化して資料化
Webコンテンツ作成	ブログ記事の要約＋スライド化

📝 実際に私が使ってみた感想

私自身、日々のブログ執筆やAI講座の資料作成で、「最初のスライド構成を考えるのが一番つらい」と感じていました。
でもGensparkを使ってみたことで、

・構成のヒントをもらえる
・初稿があれば手直しも早い
・視覚的なイメージが湧きやすい

と、明らかに作業効率が変わりました。

🧭 Genspark導入のコツ

• 最初は思いつくままの文章でOK
• スライドは後から編集できるので、まずは生成してみる
• 無料プランで回数制限を意識しながら「どんな内容が通じやすいか」を試すのがポイント

第6章｜まとめ：Gensparkの可能性とAI資料作成のこれから

資料作成は、アイデアを思いつくよりも「構成を組み立てる」「伝わる形に整える」作業に時間がかかるもの。
それをたった数分でこなしてくれるのが、今回紹介したGensparkのスライド自動生成機能です。

📝 本記事の振り返り

この記事では、次のような流れでGensparkを紹介してきました。

1. Gensparkとはどんなツールか（スライドだけでなく多機能）
2. 実際に使ってみたリアルな体験と完成スライド
3. メリットとデメリットを正直にレビュー
4. 他ツール（SlidesGPT・Canva・イルシル）との比較
5. Gensparkが役立つ人とシーンを具体的に紹介

実際に使ってみた感想としては、「無料なのにここまでできるのか」と驚かされるレベルでした。

💡 Gensparkの価値とは？

• 時間短縮 → 数分でスライドの“土台”ができる
• 構成提案 → AIが自然な流れでセクションを分けてくれる
• デザイン不要 → そのまま使えるスライドが生成される
• 日本語の扱いが自然 → ビジネス利用にも耐えうる文章構成

特に「資料づくりにかかる初動の労力」を圧倒的に減らせることは、副業・発信者・教育者など、多忙な個人にとって大きなメリットです。

👥 今後の可能性

生成AIは日々進化しており、今後は以下のようなアップデートも期待されます。

• スライド枚数のカスタマイズ
• グラフや図解の自動挿入
• 共同編集機能やテンプレの多様化
• より高精度な専門分野への対応（医療・法律・教育 など）

Gensparkが目指す「文章を伝わる形にする」アプローチは、AIツールの中でも実用性に特化している印象です。

🚀 最後に：まずは“1回使ってみる”のがおすすめ

AIツールの魅力は、「使ってみないと分からない便利さ」があること。
Gensparkは無料でもスライドを体験できるので、興味を持ったらぜひ1度、文章を入力してみてください。

使えばきっと、「もう手作業には戻れないかも」と思うはずです。

これで本記事は完結です。
Gensparkの魅力が少しでも伝わり、「資料作り＝苦手」という方の背中を押せたなら幸いです！

AIを相棒のように使う感覚で、どんどんアウトプットの“質とスピード”が上がっていきます。

📚 もっと深く知りたい方へ。関連テーマの記事をまとめたページもご用意しています。