ChatGPT 何に使う?〜画像生成編②DALL-E3

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猫でもわかるChatGPT

     

      

新しい技術が日々進化する中、人工知能(AI)は私たちの生活に革命をもたらしています。特にChatGPTは、その進化の速度と能力の広がりで注目されています。しかし、ChatGPT初心者にとっては、この新しいツールをどのように利用すればよいのか、初めての利用者には不安があるかもしれません。この記事では、さまざまなChatGPT活用法の中から、テキストを打ち込むだけで画像が出力される「画像生成」を深掘り。ChatGPT Plusで使用できる「DALL-E3」を使った実例やプロンプトのコツ、そして効果的な画像作成の方法について解説します。絵を描くことや写真を撮ることが苦手だったという方にとって、ChatGPTはまるで魔法のようなツールです。

まずはChatGPTのおさらいから。ChatGPTは自然言語処理技術を用いたAIツールで、ユーザーの質問や要望に対して、自然な文章で応答することができるんだよ。文章作成、データ分析、言語学習など、幅広い用途で活用することが可能なんだ。

プロンプトとは?
「促す(もの)」という意味の英単語で、入力や処理などを促す文字列などを指す。「○○してください」というような指示文、命令文のこと。

目次

画像生成できるのは有料版

ChatGPTには無料版と有料版(ChatGPT Plus)があります。2024年1月10日現在、無料のChatGPT3.5では画像を扱うことができません。しかし、月額20ドルのChat Plusなら、ChatGPT4を使って画像を入力することも出力することも可能です。さらに、昨年9月に発表された最新の画像生成AI「DALL-E 3」を利用することができます。「DALL-E3」は左サイドバーのアイコンをクリックします。

ChatGPTのトップ画面
ChatGPT-4の画面

【参考】ChatGPTの登録方法や、無料版と有料版の違いについて知りたい方は、こちらをどうぞ↓

実際に生成した画像

ChatGPTで生成した屋根から屋根へジャンプする猫の画像
ChatGPTで生成した猫の画像
ChatGPTで生成した夕日を眺める猫の画像
ChatGPTで生成した猫の画像

いずれもDALL-E3で生成しました。プロンプト(指示文)は、以下の日本語で入力しました。

左:茶トラ猫が屋根から屋根へジャンプしている写真を生成してください

躍動感のある構図になったね。背景の空も良い感じ♪

右:夕陽を眺める猫の写真を生成してください

背景のボケ感と猫のシャープさのコントラストが際立ってるね。

DALL-E3は、1回のプロンプトで同時に2枚生成してくれます。2枚ともだいたい似たような構図です。私は写真に近い画像を出力することが多いのですが、どちらか一方は画像の一部に作り物っぽい感じが残っていたります。

もちろん、写真風じゃなくて、イラストも数秒で出てきますよ。下記は「犬と猫が仲良くしているイラストを描いて」と指示したものです。この2枚が生成されました。

ChatGPTで生成した犬と猫のイラスト
ChatGPTで生成した犬と猫のイラスト
ChatGPTで生成した犬と猫のイラスト
ChatGPTで生成した犬と猫のイラスト

DALL-E3 の基本情報

DALL-E 3は、OpenAIによって開発された最先端のAI画像生成モデルです。このモデルは、自然言語の説明から高品質な画像を生成する能力を持ち、以前のバージョンよりも大幅に進化しています。DALL-E 3の最大の特徴は、その驚異的な多様性と精度です。ユーザーが入力するテキストに基づいて、リアルな風景画、抽象的なアートワーク、フォトリアリスティックな人物のポートレートなど、幅広い種類の画像を生成することができます。

主な特徴

  • 高度な画像生成: テキストからリアルな画像を生成
  • 多様性: 幅広いスタイルと主題の画像を作成
  • ユーザーフレンドリー: シンプルなテキスト入力で操作可能

この技術は、デザイン、広告、教育など多岐にわたる分野で応用されています。

DALL-E 3の最も注目すべき機能は、その多様な画像生成能力です。ユーザーは、簡単なテキスト入力を通じて、ほぼあらゆる種類の画像を生成させることができます。例えば、「夕日の海辺にいるユニコーン」といったファンタジックなシーンから、「19世紀の風景画風の都市のスカイライン」のような歴史的なイメージまで、幅広いリクエストに応えることが可能です。

使用例:

  1. デザイン: グラフィックデザイナーは、クライアントの要望に応じたビジュアルコンセプトを迅速に生成するためにDALL-E 3を使用しています。
  2. 教育: 学校や大学では、歴史的な出来事や科学的な概念を視覚化するためにこのツールを利用しています。例えば、古代ローマの市場の様子や、絶滅した動物の姿を生徒に示すことができます。
  3. エンターテイメント: 映画やビデオゲームのコンセプトアートの作成にも使用されており、制作初期段階でのビジュアルアイデアの探求に役立っています。
ChatGPT
DALL-E3の使用例とその効果の表
ChatGPTで出力した表

DALL-E3 が与える影響

DALL-E 3は、クリエイティブ産業における作業プロセスを変革しています。この技術により、アーティストやデザイナーは、従来の方法では考えられなかったスピードと多様性でアイデアを形にすることができます。しかし、この進歩は著作権や倫理的な問題も提起しています。AIによって生成された画像の著作権は誰に帰属するのか、また、既存のアートワークを模倣することの倫理的な側面はどうなのか、といった問題が議論されています。

DALL-E3が世の中に及ぼすに影響については、主に以下の3点が挙げられるでしょう。

  • クリエイティブ産業の変革: 新しいアイデアの迅速な視覚化により、デザインプロセスが加速
  • 著作権と倫理: AI生成コンテンツの法的・倫理的な側面に関する新たな議論
  • 新たな芸術形式: AIと人間のアーティストとの共同作業による新しい芸術作品の創出

著作権

DALL-E3の著作権について質問すると、ChatGPTは下記の回答を出力しました。生成された画像が既存の著作物を模倣していないか、または特定の個人の肖像権を侵害していないかを確認することが重要です。また、AIによって生成された画像は、その出典を明示することが望ましいです。


DALL-Eは、画像を生成するAIシステムですが、その使用における著作権に関するルールはいくつかあります。主なポイントを以下にまとめます:

  1. 著作権保護されたキャラクターや作品の直接的な再現:DALL-Eは、著作権で保護されているキャラクターや作品(例えば、特定の映画やアニメのキャラクター)の直接的な再現を作成することはできません。
  2. 現代のアーティストのスタイルの模倣:1912年以降に活動したアーティスト(例えば、ピカソやフリーダ・カーロ)のスタイルを模倣して画像を作成することもできません。ただし、1912年以前のアーティストのスタイルを模倣することは可能です。
  3. 実在する個人の特定の肖像:特定の実在する個人(有名人など)の肖像を再現することは許されていません。ただし、一般的な特徴に基づく画像を作成することは可能です。

これらのルールは、著作権侵害や個人の肖像権を尊重するために設定されています。したがって、DALL-Eを使用する際には、これらのガイドラインに従ってクリエイティブな要求を行うことが重要です。

ChatGPT

試しに、ミッキーマウスを生成しようとしたら、やはりNGでした。

ミッキーマウスの生成はできないと回答するChatGPTの画面
ChatGPTの画面

また、自分で生成したコンテンツの商用利用については、無料版、月20ドルの有料版(Plus)ともに認められています

DALL-Eで作成した画像販売についての質問に答えるOpenAIの画面
出典:OpenAI 引用元はこちら

こちら↓はOpenAIの利用規約になります。

OpenAIの利用規約
出典:OpenAI 引用元はこちら

将来の可能性

DALL-E 3の将来は非常に明るく、その応用範囲は今後も広がっていくことが予想されます。カスタマイズされたコンテンツの生成、教育ツールとしての活用、エンターテイメント業界での応用など、多岐にわたる分野での利用が期待されています。また、AIと人間のアーティストとの共同作業により、まったく新しい種類の芸術作品が生まれる可能性もあります。このような進歩は、AI技術の限界を押し広げ、人間の創造性をさらに拡張することに寄与するでしょう。

将来の展望としては、主に以下の3点が挙げられます。

  • カスタマイズされたコンテンツ: ユーザーのニーズに合わせた個別化された画像の生成。
  • 教育分野での活用: 学習教材の視覚化や、教育プロセスの支援。
  • エンターテイメントの革新: 映画やゲームのビジュアルデザインにおける新たな可能性。

まとめ

この記事は、人工知能(AI)とその中でも特にChatGPTの進化に焦点を当てています。ChatGPTは、幅広い用途に利用できる自然言語処理ツールであり、特にその「画像生成」機能が注目されています。この機能は、ChatGPT PlusのDALL-E 3を使用することでアクセス可能で、ユーザーがテキスト入力することによって多様な画像を生成できます。例えば、動物の写真やイラストなどが簡単に作成可能です。

DALL-E 3の基本情報と主な特徴も紹介しています。OpenAIによって開発された最先端のAI画像生成モデルであり、高品質で多様な画像を生成する能力を持っています。ユーザーフレンドリーな操作方法も特徴の一つです。DALL-E 3の応用例としては、デザイン、教育、エンターテイメントなどが挙げられます。

さらに、利用に関する著作権や倫理的な問題も取り上げました。生成された画像の著作権や、既存のアートワークの模倣に関する倫理的な側面が議論されています。また、AIと人間のアーティストとの共同作業により、新しい芸術形式の創出が期待されています。

最後に、DALL-E 3の将来に関する展望にも触れました。この技術の未来は明るく、その影響は計り知れないものがあります。クリエイティブ産業だけでなく、教育やエンターテイメントなど、さまざまな分野での応用が期待されています。DALL-E 3は、私たちの想像力の限界を押し広げ、未来の創造性を形作る重要な役割を果たすでしょう。

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ChatGPT何に使う?画像生成編②DALL-E3

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この記事を書いた人

ChatGPTを楽しく勉強中です。大学生の頃はPCも携帯もなく、友人宅の電話番号を暗記していた世代なので、隔世の感があります。勉強のアウトプットを兼ねて、役に立つ情報を発信していきます。

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