「自分の性格ってどんなタイプなんだろう?」
就活や転職、人間関係の悩みなど、人生のいろいろな場面で自己理解がカギになることがあります。
そんなとき、ChatGPTを使えば、心理学ベースの性格診断を気軽に試すことができます。
MBTI(16タイプ診断)やエニアグラム、職業適性診断など──
これまで難しかった診断も、GPTを活用すれば“会話しながら”わかりやすく答えてくれます。
この記事では、実際に使える「性格診断系GPT」から、信頼できるものだけを5つ厳選してご紹介。
診断の流れや特徴、どんな人におすすめかもわかるようレビュー付きでまとめました。
各GPTは検索→選択→スタートですぐ利用可能なので、ぜひ試してみてください。

1. MBTI GPT(作成者:community builder)
検索ワード:MBTI GPT

🧠 特徴
MBTI(16タイプ診断)に加えて、Objective Personality(OP)理論に基づく高度な分析まで行える性格診断GPTです。
ユーザーの入力に応じて、ジャンパー型/エネルギー構造(Sleep, Playなど)/機能スタックを判定するほか、希望すればさらに細かく
- アニマル構成(CS/BP:Consume/Sleep/Blast/Play)
- モダリティ(FF/FMなど:感覚と運動の使い方)
- 512タイプレベルまでの詳細な分類
- 職業適性・社会的ロール(指導者/戦略家/調整役など)
- 弱点の出やすい状況とその対策
…など、まるで“自己理解の精密スキャン”とも言える分析を行ってくれます。
基本的にはシンプルなMBTI診断からスタートしますが、「もっと詳しく」と指示することで、最大512分類の構造的分析まで進行できる柔軟性がこのGPT最大の特徴です。
🧭 診断の進み方
診断はステップ式で進行し、まずは4問の選択式質問(各タイプ軸ごとに1問)に答えると、MBTIタイプ(例:ESFJ)が提示されます。
その後、「より詳細に診断したい」と伝えると、OP理論に基づくさらなる深掘り診断がスタート。
直観スタイルや意思決定の基準、エネルギーの向け方、行動パターン、思考の順序などが複数質問で明らかになり、最終的にジャンパー型(例:ENTJ・Ni/Te主導)まで提示される構成です。
🎯 おすすめ用途
- 自己分析を深めたい人、特に「どうして自分はこう考えるのか」を知りたいタイプの方
- 転職・キャリアの方向性を整理したい人(適職タイプが具体的に得られる)
- MBTIは知っているが、「もっと深く掘ってみたい」「行動の裏にある構造を知りたい」人
- 人間関係での“相性”や“伝え方の癖”を明確にしたい場合にも有効
✍ 実際に使った感想
筆者が使った際は、最初の4問でESFJと診断されましたが、「詳細診断」を選んだことで、OP理論に基づく追加分析がスタート。情報処理傾向、判断基準、行動スタイルを通じて最終的に「ENTJジャンパー(Ni/Te優位・Sleep→Blast型)」と判定され、自分でも納得できる内容が多くありました。
とくに「向いている職業」「見られやすい印象」「苦手な環境」まで解説されたことで、性格理解というより“自分の取り扱い説明書”に近い印象を受けました。戦略家・実行者タイプとしての特性が言語化され、自信を持って進む方向性が見える診断体験でした。
2. Personality Diagnoser(作成者:Rea)
検索ワード:Personality Diagnoser

🧠 特徴
このGPTは、心理学・精神医学・性格理論に基づく文章分析型の診断ツールです。
MBTIのような設問形式ではなく、ユーザーが入力した自由文(自分の体験・性格・心情など)をもとに、多角的な心理評価を行います。
主な診断領域は以下の通り
- 愛着スタイル診断(4タイプ):安定型/不安-とらわれ型/回避型/恐れ-回避型+不安・回避レベルをスコア表示
- 人格障害傾向(10分類):DSM-5やDrew Westen理論に基づいたプロトタイプ評価(0〜4でスコア化)
- ビッグファイブ性格特性:外向性・協調性・誠実性・神経症傾向・開放性を -10〜10 の範囲で評価
- 文章全体の感情トーン・抑うつ傾向:スコア化(-1〜1)
- 背景との関連性分析:子ども時代の体験や親の言動とのつながりも推定してくれる
🧭 診断の進み方
診断は非常にシンプル。自分についての文章(体験談・感情・習慣など)をそのまま入力するだけ。
1〜2段落の短い記述でも問題なく、本人視点でも、他者を描いた文章でも分析可能です。
文章の意味内容から、心理的パターンや性格傾向、形成要因まで構造的に読み取ってくれます。
質問形式ではなく「文章の雰囲気」「表現の背景」「語られ方のクセ」を含めて分析するため、より深層の性格理解が得られるのが特徴です。
🎯 おすすめ用途
- 自分の性格や不安傾向を心理学の視点で客観的に見つめ直したい人
- 心理的な違和感はあるけど「言語化が難しい」状態の人(=文章から抽出できる)
- 心理学ベースの自己分析を試したい学生・相談業務従事者・創作分野の人にも◎
- 他人のキャラクターや人物描写を分析する目的にも使える(小説・脚本向けにも)
✍ 実際に使った感想(体験レビュー)
筆者が試した際、自分の「心配性」に関する文章(1段落)を入力したところ、
愛着スタイルとして「不安-とらわれ型(Anxious-Preoccupied)」が最も強く提示されました。
さらに、不安レベル=8/回避レベル=2といった具体的なスコアや、思考のクセ(最悪の事態を想定)・背景との関連性まで明示されました。
「母から“気をつけて”と言われ続けていた」「事件報道に過敏だった」などの情報を追加したところ、
過剰警戒の由来・子供時代の学習パターンとの因果関係を心理学的に丁寧に分析。
そこから導き出される信念や性格傾向、さらには対処法・リフレーミング方法まで自然な流れで提案されました。
質問型の診断では出ない「深層的な構造の把握」ができ、ただの“性格分類”ではなく“自分の歴史を整理するような感覚”がありました。
非常に静かで深く、自分を見つめたいときに最適なGPTです。
3. Personality, Career & Compatibility Test(作成者:Adrian L.)
検索ワード:Career Compatibility Test

🧠 特徴
このGPTは、性格診断・キャリア適性・パートナーシップ相性の3ジャンルに対応した、マルチ診断型のツールです。
ユング理論、Big Five、エニアグラム、HEXACO、RIASECなど複数の理論をもとに、仕事選び・チーム相性・自己理解の支援をしてくれます。
特に「キャリア適性診断」では、仕事観・得意分野・集中スタイル・対人傾向などを7〜10問の質問で分析し、向いている職種の具体例と理由づけまで提示。
自由な裁量・チームとの協働・構造化された作業など、複数の要素のバランスから適職を導くのが特徴です。
🧭 診断の進み方
診断は「どのジャンルを試すか?」を選ぶところからスタート。
キャリア適性を選ぶと、次のような質問が順に提示されます。
- どんな作業に没頭できるか?(例:書く/計画を立てる/分析 など)
- 安定 vs 柔軟、どちらの職場が合うか
- 正確性 vs 改善・工夫、どちらにやりがいを感じるか
- ひとり vs チーム、どちらが心地よいか
- 指示通り vs 自分で考える、どちらで達成感があるか
それらの回答から、性格特性と職務傾向を組み合わせて向いている仕事タイプ+職種例を提案してくれます。
🎯 おすすめ用途
- 自分の適職を考え直したいとき(キャリアの再設計)
- チームメンバーや共同作業相手との相性確認
- MBTIやエニアグラムだけでは物足りない人の“現実ベースの適性確認”に
- 文章を書くことが得意で、物事を整理して伝えるのが好きな人にもおすすめ
✍ 実際に使った感想(体験レビュー)
筆者が「キャリア適性」を選び、提示された質問に回答したところ、
「自分の裁量で動ける自由度」と「丁寧な作業へのやりがい」を両立したタイプと判定されました。
また、以下のような特性が浮き彫りになりました。
- ひとつの作業に集中するスタイルが向いている
- ルールよりも柔軟性のある職場環境を好む
- チームでの協力に心地よさを感じる
- 自分なりの工夫や改善に達成感を覚える
この結果をもとに、診断では以下のような職種が提案されました。
- UXライター/テクニカルライター
- 業務改善コンサルタント
- Webディレクター
- 社内業務オペレーション
- ナレッジマネジメント担当
それぞれの職種に対し、「なぜ向いているのか」「どんなスキルが活かせるか」といった理由が丁寧に解説され、診断結果が“活用可能な職業知見”へとつながる設計になっていると感じました。
質問の語り口も親しみやすく、特にキャリアの方向性に迷っている人にとっては、“自分らしい働き方”を見つけるための会話型ガイドとして使える一体です。
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4. Enneagram Sage(作成者:Mark Loessi)
検索ワード:Enneagram Sage

🧠 特徴
エニアグラムの9タイプ分類だけでなく、27サブタイプ・成長の方向性・心理理論まで統合的に扱えるGPTです。
ユング心理学やスピリチュアル思想との連携も可能で、「深く自己理解したい人」に特化しています。
- タイプ診断は会話形式で行い、「動機」「恐れ」「感情パターン」などの内面に焦点
- 27のサブタイプ(自己保存/社会的/セクシャル)に対応
- 成長課題、対人パターン、リーダーシップ特性まで個別に掘り下げ可能
- 「タイプごとの瞑想ワーク」「感情と向き合う内省アドバイス」など実践知も豊富
- 日本文化や哲学(禅、侘び寂び)との接続もあり、精神性に踏み込む活用もできる
🔄 診断の進み方
- 最初に自分のタイプを知りたいと伝えると、質問形式で診断がスタート
- 質問は一問一答で、動機や恐れ、信頼感、怒りの扱い方などを通してタイプを特定
- 最終的にメインタイプ+サブタイプ(例:タイプ8・自己保存)を提示
- 必要に応じて「エネルギーの使い方」や「成長の方向性」も詳しく解説される
🎯 おすすめ用途
- 表面的な診断ではなく、内面的な“構造”や“反応パターン”を深く知りたいとき
- タイプのラベルにとどまらず、「どう成長すればよいか」まで見通したい人
- 自分の怒り・恐れ・愛情のクセに気づきたいとき
- コーチング・カウンセリングなど対人支援職にも活用可
✍ 実際に使った感想(体験レビュー)
質問に答えていくうちに、自分の内面の傾向や反応パターンがじわじわと浮き彫りになっていく感覚がありました。
診断は一問一答形式で、押しつけがましさがなく、むしろ“自分で気づいていく”ような設計になっている印象です。
最終的には「タイプ8(自己保存)」という結果が提示されましたが、怒りの扱い方や信頼関係への姿勢など、他の診断ではあまり触れられない視点が豊富で、説明にも深い納得感がありました。
また、スピリチュアルに寄りすぎることなく、心理学と現実に即した実践的な洞察が中心である点も印象的です。
内省を深めたい方、自分の中にある“見えていなかったテーマ”と静かに向き合いたい方に、特におすすめできるGPTです。
5. Enneagram > Coachfully.AI(作成者:coachfully.ai)
検索ワード:Enneagram Coachfully

🧠 特徴
Coachfully.AI は、エニアグラムタイプに応じた個別コーチング支援に特化したGPTです。
性格の傾向だけでなく、仕事・人間関係・セルフケアといった現実の課題に寄り添いながら、“行動に活かせる洞察”を提供してくれます。
- タイプ+ウィング+本能の組み合わせ(例:8w9・自己保存)をもとにプロファイルを提示
- 健康度のレベルや統合/分裂方向を踏まえた**「成長プラン」の提案**ができる
- 対人関係や職場の場面に応じた具体的アドバイスが得られる
- 他のタイプとの関係性に応じたコミュニケーションのヒントも充実
- 恋愛・食生活・ライフスタイルなどの応用テーマにも対応
🔄 診断の進み方
- タイプが未判明の場合は、外部診断ツール(例:iEQ9やCP式)を案内してくれる
- タイプがわかっている場合は、「ウィング」「本能」などを入力すると、詳細なタイプ別プロファイルを生成
- 診断後は、強み・課題・対処法・成長段階に応じた行動計画を丁寧に提示してくれる
- 任意で、「より深く知りたい」「対人アドバイスがほしい」といったリクエストにも柔軟に対応
🎯 おすすめ用途
- 自分のエニアグラムタイプを仕事や人間関係に活かしたい人
- 「どう行動を変えるか」「どんな成長をすればよいか」現実的な指針がほしいとき
- 相手(上司・パートナー)のタイプがわかっていて、関係性を改善したいとき
- コーチ・カウンセラー・メンターなど、他者支援のツールとして使いたい場面にも有用
✍ 実際に使った感想(体験レビュー)
あらかじめ診断を済ませたうえで、自分のタイプ(タイプ8w9・自己保存)を入力すると、性格傾向・ウィング・本能的衝動・強みと落とし穴までを一気に解説してくれました。
診断結果に対する「解釈」の深さはもちろん、「成長プラン」まで含めて非常に実践的。たとえば、怒りや支配欲の扱い方、感情を出せない場面でどう工夫するかなど、日常にそのまま応用できるアドバイスが自然に提示されます。
「静かに強くあろうとするが、感情はためやすい」「怒りを使って自分を守っている」など、ただの性格説明では終わらない“内面の構造”への気づきが多くありました。
また、Coachfully.AIは「どうなればいいか?」ではなく、「今の自分をどう受け入れ、少しずつ柔らかくするか」に焦点があるのも印象的です。コーチングという名のとおり、“よりよく生きる”実践に寄り添うGPTだと感じました。
どれを使うべき?目的別おすすめ
性格診断GPTといっても、それぞれ得意なジャンルや深さは異なります。
「何を知りたいか」によって、選ぶべきGPTも変わってきます。
以下に、目的別のおすすめGPTをまとめました。
目的 | おすすめGPT |
---|---|
転職・職業選び | Personality & Career Compatibility Test |
→ 性格と仕事の相性を診断してくれる。適職のヒントがほしい人に。 | |
自己分析・タイプ確認 | MBTI GPT / Personality Diagnoser |
→ 16タイプ診断や文章分析で、自分の性格を多角的に整理したい人に。 | |
内面の深掘り・成長のヒント | Enneagram Sage / Enneagram > Coachfully.AI |
→ 感情のクセや行動パターン、どう成長すべきかにフォーカスしたい人に。 |
診断を始める前に、「なぜ今、自分の性格を見直したいのか?」を軽く考えてみると、より効果的に活用できます。
注意点と活用のコツ
性格診断GPTはとても便利ですが、いくつかのポイントを押さえておくと、よりスムーズに使えます。
✅ ChatGPTは“診断補助”として使うのが◎
GPTは医師やカウンセラーではなく、診断のきっかけや気づきを得るための相棒”として使うのが基本。
「あなたはこれ」と決めつけるのではなく、「たしかに、そうかも…」と考える入り口に。
✅ 日本語と英語が混ざることもある(翻訳で対応可)
一部のGPTは英語で質問されることもありますが、ChatGPT自体が翻訳も得意なので、日本語で話しかけて大丈夫です。
わからない場合は「この質問の意味は?」と聞けば解説もしてくれます。
✅ 正解を求めすぎず“気づき”ツールとして活用
診断に正解はありません。
「あ、これちょっと自分に当てはまるかも」という気づきが得られたら、それで十分価値があります。
同じ診断を別の日に受けてみると、違う答えが返ってくることもあるのが面白さのひとつ。
まとめ
「自分はどんな性格なのか?」
そんな問いに、完璧な“答え”はありません。
でも──ChatGPTの性格診断GPTを使えば、新しい“見方”や“ヒント”が得られるかもしれません。
他人の視線やネットの性格診断に振り回される前に、まずは自分の言葉で、自分のことを知る。
そんな“自己理解の小さな一歩”を、AIとの対話から始めてみませんか?
紹介したGPTはどれも、診断というより「対話のきっかけ」をくれる存在です。
気になるものからぜひ試してみてください。
あなたの内面に、思わぬ光が当たるかもしれません。
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