文章を書いていると、ときどき「これで大丈夫かな」と思うことがあります。
自分では何度も読んでいる。言いたいことも分かっている。文章としても、これでおかしくないと思う。
それでも、もう一度誰かに見てもらいたい。
そんなとき、私はChatGPTに、
「これ、どう思う?」
と聞くことがあります。
「ここを直して」と具体的に指示することもありますが、あえて細かく指示せず、まず感想を聞いてみる。
すると、思っていなかったところを指摘されることがあります。
「これでいいね?」と聞いてみる
文章をChatGPTとやり取りしながら作っていると、ある程度まとまったところで、
「これでいいね?」
と確認することがあります。
以前も、ある原稿を何度かやり取りして、最後にまとまった文章をChatGPTに見せました。
すると、
「これで筋が通っている」
というような返事が返ってきました。
その文章では、情報をどう並べるか、表現をどうするかなど、すでに何度か考えています。
だから、ここでAIに「OK」と言われたから完成、ということではありません。
自分でも読み直して、
「うん、これでいい」
と思えれば、そこで終わります。
逆に、まだ引っかかるところがあれば、もう一度考える。
「これでいいね?」というのは、AIに最終判定をしてもらう質問ではなく、自分でもう一度確認するための問いなのだと思います。
AIに「ここが気になる」と言われる
「どう思う?」と聞いたとき、ChatGPTから具体的な指摘が返ってくることもあります。
以前、ある文章について相談したとき、私は日程が一部重なっていることを伝える文章を書いていました。
自分では、その表現で問題ないと思っていました。
ところがChatGPTは、
「何が重複しているのか、一瞬考える」
という指摘をしてきました。
そして、何と何が重なっているのかをもう少しわかりやすく書いた方が読みやすい、と提案してきた。
これは、言われてみると確かにそうでした。
文章を書くとき、私はもちろん「読む人にどう伝わるか」を考えています。
それでも、自分が書いた文章を別の角度から見てもらうと、細かなところで気づくことがあります。
「ここは別に問題ない」と思っていたところを、
「ここ、ちょっと引っかかるかもしれません」
と言われる。
それだけでも、一度立ち止まって考えるきっかけになります。
「いや、そこは違う」
一方で、AIの提案を見て、
「いや、そこは違う」
と思うこともあります。
LINEで送るメッセージの内容について、ChatGPTがある表現を提案してきたことがありました。
文章としては、おかしくありません。
でも、私はその言葉を見て、しっくりきませんでした。
「顔を出します」という表現です。
私は、
「顔を出すというのは私の立場的にニュアンスが違う」
と返しました。
単純に言葉の好みというだけではありません。
その状況を俯瞰してみると、その言葉では少し違う。
そう思ったからです。
するとChatGPTは、こちらの意図を受けて、別の表現を考えてきます。
それをまた読む。
「こっちならいい」
「いや、もう少しこうしたい」
と返す。
最後には、
「当日は私が説明します」というひと言も必要だ
と判断して、メッセージに盛り込みました。
最初からそこまで整理できていたわけではありません。
AIの案を見て、
「違う」
と思った。
その理由を考えて、言葉にして返した。
そうしているうちに、自分がどう伝えたいのかが、だんだんはっきりしてきたのです。
「どう思う?」の面白さ
こういうやり取りをしていると、AIに文章を直してもらっているようで、実は自分もかなり考えています。
AIから、
「こちらの方がいいと思います」
と言われる。
それを読んで、
「確かに」
と思うこともある。
でも、
「いや、それは違う」
と思うこともある。
そのときは、なぜ違うのかを考える。
つまり、AIに意見を聞くことで、自分が文章のどこを気にしているのかが見えてくることがあります。
文章を書く仕事をしていると、自分なりの基準があります。
この言葉は使わない。
ここは説明しすぎない。
ここは少し強く書く。
ここは柔らかくしたい。
そうした判断を、普段から一つ一つ言葉にしているわけではありません。
でも、AIから違う案を出されると、
「それじゃない」
と思う。
その「それじゃない」の理由を考えることで、自分の基準が見えてくる。
これは、文章を書くうえで意外と面白いことだと思っています。
AIの答えをもらうためではない
AIに「どう思う?」と聞くとき、私は正解を求めているわけではありません。
AIが「これでいい」と言ったから採用するわけでもない。
逆に、AIが気になるところを指摘したからといって、必ず直すわけでもありません。
返ってきた答えを見て、
「なるほど」
と思えば考え直す。
「いや、そこは違う」
と思えば、その理由を考える。
それでいい。
私にとって、ChatGPTとのやり取りは、最初から完成した文章を作ってもらうものではありません。
AIが出してきた文章を読んで、
「ここは違う」
「これはいい」
と考える。
直してもらったら、また読む。
その繰り返しです。
だから、
「どう思う?」
という何気ない一言も、けっこう使えます。
自分では問題ないと思っていたところを、別の角度から指摘してもらえることもある。
逆に、AIの提案に「それは違う」と思って、自分の考えを確認することもある。
どちらに転んでも、文章についてもう一度考えることになる。
AIの返事を見て、自分がどう思ったのか。
そこに、文章を作るうえでの意外な発見があります。
だから私は、文章を書いていて「これで大丈夫かな」と思ったとき、とりあえずChatGPTに聞いてみます。
「これ、どう思う?」
と。
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